多様なメンバーやお客様と共に先進的な取り組みを続ける。タグバンガーズで見つけた、自分らしいエンジニアキャリア
デザインから DevOps まで幅広い領域を経験し、2 度の産育休を経て 12 年。モダンな技術での支援事例と共に、タグバンガーズで働く魅力を紹介します。
タグバンガーズで Day2 エンジニアとして Ops 領域を担当している難波です。
2012 年の入社以来、デザイン業務からクラウドインフラ、Web アプリケーション開発まで、幅広い領域を経験してきました。その間、2 度の産育休を取得し、復帰後も柔軟な働き方でお客様の支援に携わっています。
12 年以上の在籍期間を通じて感じている、タグバンガーズならではの魅力や働きやすさ、お客様との長期的な関係性の中で実現してきた先進的な取り組みについて、ぜひお伝えできればと思います。タグバンガーズって楽しそう、自分に合ってるかも?と感じてもらえたら嬉しいです!
キャリアのスタートからタグバンガーズとの出会いまで
名古屋の IT 企業へ新卒入社し、エンジニアとしてのキャリアがスタートしました。そこでは Android アプリ開発を担当していたのですが、あるとき経営方針の転換で SES 事業を強化する流れになり、今後のキャリアを考えるようになりました。自社環境で働きたいという思いが強かったので、いい機会かもしれないと新しい環境を探してみることにしたんです。
そして IT 企業を退職後、タグバンガーズと出会うことになります。携わっていたプロジェクト仲間から代表の小川さんを紹介してもらったのがきっかけでした。
初対面の小川さんは、まず第一印象からまったく社長っぽくない。すごくフレンドリーな雰囲気で、代表との距離が近い環境で働けそうだなと想像できました。代表という立場でありながら現役のエンジニアとしてもお客様の支援に入っていて、その点でも安心して会話できたのが記憶に残っています。その日のうちにトントン拍子に話が進み、2012 年にタグバンガーズへ入社しました。
入社以降は、幅広い領域に携わらせてもらいました。高校時代はデザインの勉強もしていたので、最初はデザイナー的な動きをして、その後はクラウドチームで AWS を勉強しながらインフラ周りを担当したり、前職のような Web アプリケーション開発のサポートにも入ったり。振り返ると「何やっていたっけ?」と軽く混乱するくらい、さまざまな業務に携わってこられたのはありがたかったですね。
現在は Day2 エンジニアとして、Ops 領域を担当しています。具体的には、運用フェーズに入ったプロジェクトの管理や、日々のアラートチェック、お客様からの要望対応などがメイン業務です。また、お客様との直接のやり取りの窓口も担当させてもらっています。
Day2 エンジニアとして、お客様を第一に考えた支援を
タグバンガーズでは複数のプロジェクトに同時並行で携わるのが基本で、さまざまなお客様と向き合う毎日を送っています。
その中で心がけているのは、お客様それぞれのご要望を汲み取るだけでなく、それを実現した先の効果まで考え、ベストな技術選定を行うこと。
当社はモダンな技術や AWS を活用した支援が得意だったり、アトラシアンのパートナーにもなっていたりと、多くの強みを持っています。ですが、それをお客様へ一方的に押し付けるようなことはしたくない。やっぱり第一は、お客様の満足につながる提案が重要だと考えています。
だからこそ、お客様との定期的なコミュニケーションを図って、進捗報告だけではなく今のお困りごとや求めているものを細かくお聞きするようにしています。ヒアリングの結果、自分の専門外の領域のサポートが必要となるケースもありますが、そういった場合は社内の有識者も巻き込んで、協力して問題解決にあたります。このように、社内へ働きかけて仲介者のような役割を担う場面も多いです。
その点、タグバンガーズでは代表の小川をはじめ経験豊富で開発への没頭ぶりも凄まじい(笑)エンジニアが揃っているので頼もしい限りです。
社内では Day1 と Day2 担当のチームに大きく分かれていますが、リソース状況に応じて相互にサポートし合える体制です。私も現在は Ops 業務がメインですが、プロジェクトによってはフロントエンドのサポートに入ったりもします。
特定領域の専門性が高かったり、何かのスキルが突出していたりする、いわゆる「とがっている」タイプのエンジニアもいれば、私のように幅広く何でもやってみるのが好きな「つまみ食い」タイプのエンジニアもいる。
タグバンガーズは社員数が 8 名で、規模の大きい会社ではないですが、いろいろな人が集まっているところは私たちならではの特徴だと感じます。
お客様と共に、モダンな技術を活用して価値を追求する楽しさ
クライアントワークでどのような取り組みをしているのか気になる方もいると思うので、特に長期的なお付き合いをさせていただいている日本デザイン振興会様での事例を紹介させてください。
日本デザイン振興会様はグッドデザイン賞の運営で広く知られていますが、当社では、歴代の受賞作品を紹介するギャラリーサイトのインフラ構築・運用をはじめ、応募者向けエントリーサイトや審査員向け管理アプリケーション、さらに財団法人の公式サイトで使用している CMS の構築まで、幅広く支援させていただいています。
これは Ops としてではなく私たちチームとしての話になりますが、ここ数年で取り組んでいる大きなプロジェクトの一つが、グラフデータベースの Neo4j をデータウェアハウスとして採用した、複雑なデータ関係を効果的に管理するためのデータモデル構築です。
今はちょうど本番運用が始まったところですが、このデータウェアハウスを活用したデータ集積の仕組みが整ってきたことで、従来のデータベースとは異なる形でのデータ活用や可視化の選択肢が広がりつつあります。
具体例として、受賞ギャラリーでは従来の「受賞対象」一覧表示に加えて、「受賞企業」や「受賞デザイナー」ごとの表示が可能になりました。今後も、データの見せ方についてさらにたくさんのアイデアが生まれると期待しています。
インフラ面では、コンテナサービスや Kubernetes などモダンな技術を採用していて、受託開発の現場としてはわりと珍しい環境かもしれません。こういった先進的な取り組みができているのは、お客様自身が新しい技術に対して積極的で、私たちの提案にも耳を傾けてくださるおかげだと思っています。
組織として新しいことへのチャレンジを大切にされていて、私たちのようなソフトウェアデザイン会社とも、一緒に価値を作っていこうという姿勢で接してくださっています。そのおかげで、チャレンジングな取り組みができているんだと思います。
タグバンガーズとしては、どのお客様に対しても最適な支援を行うことを使命としています。その中で、さまざまなお客様の価値観に触れて、共感しながら取り組みを進める充実感も大いに感じています。
入社して 12 年、変わらないタグバンガーズならではの文化
タグバンガーズでの 12 年の在籍期間の中で、私は 2 度の産育休を取得しています。1 人目のときは社内での産育休取得が初めてだったこともあり、お互い手探りの状態でしたが、時短勤務への切り替えなど、その都度相談しながらスムーズに進められたと思います。
復帰後ものすごく助かったのが、社内で使用しているアトラシアンの「Confluence」という情報共有ツールの存在です。
全社的にログを残す文化が根付いていて、Git でコードも管理されているので、各プロジェクトでいつどんなリリースがあって何をしたのかといった情報を後から追いやすい環境が整っていました。休業を挟んで、改めてその有り難みを実感しました…
個人的には、育休中も好きなテックブログを読んだり、少し技術に触れたりしていたので、完全な浦島太郎状態は防げたかなと思っています。
私の入社以降、会社の規模や支援範囲は確実に広がりましたが、会社が持つ文化は変わっていないなと感じます。
新しいことへのチャレンジを推奨する雰囲気や、「これ使ってみたい」と言えば、どんなツールやサービスでもすぐに試させてもらえる柔軟さ。Slack 上でした相談からいろいろなアイデアが生まれて、実行までさっと話が進んでいくスピード感。
代表や役員陣との距離は近いまま、堅苦しいやり取りの必要がないところが仕事のしやすさにつながっています。こんな環境が楽しくて、だから 12 年以上もこの場所で仕事を続けてこられたんだと思います。
タグバンガーズでは、一緒に働くメンバーを募集中です!
仕事の特徴として、今回ご紹介した日本デザイン振興会様のように、モダンな技術スタックを積極的に取り入れてくださるクライアントの皆様と一緒に仕事をさせていただく機会が多いです。
社内のインフラも最新技術を取り入れた実験的な環境づくりを行っているので、モダンな技術に触れたい方や、DevOps に興味がある方、実際に動いているシステムの保守・運用なら任せて、という方には魅力的な環境だと思います。ピンとくる方がいたら、ぜひエントリお待ちしています!